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バンテリン東海クラシック 2021
新ホストVで賞金1位に返り咲き! 星野陸也の奪還計画
ベテランの大先輩がめざとく見つけた。
「何…?! リッキー!! 『バンテリン』ついてるやん。すごいやんっ」と、後輩の大岩龍一との練習ラウンドに突如、加わった谷口徹。
「はい…実は今週から…」と、なぜかちょっぴり小声で答えた。
「サポートしていただけることになりまして…」。
今年から、大会の新・主催者でもある『興和株式会社』との所属契約の締結を、開幕前日の29日に発表。
星野陸也にとっては、嬉し恥ずかし初契約だ。
2016年のプロデビューから、数々のサポート契約を受けるが「所属契約」となると、意外にも今までフリー。
「ほんとうに、光栄なことです。学生の時からスポーツ時にバンテリンを使っていましたし…」と、かの有名な外用鎮痛消炎薬のCMで浮かぶのは、やっぱりあのスーパースター。
「ウッズ選手と同じスポンサーさんにサポートしていただけるなんて本当に、嬉しい気持ちでいっぱいです」。
ウッズのほかにも、渋野日向子さんや有村智恵さんなど、所属プロは有名選手ばかり。
今シーズンは3勝。東京五輪では日本代表をつとめ、賞金レースを争うなど破竹の活躍を続ける星野にも「お声をかけていただいた」と、新タイトルでの開催に合わせて白羽の矢が立った。
28位に終わった先週は、フェアウェイに打ったはずのティショットが”神隠し”にあったり、不本意な結果に。
新スポンサーのお披露目も、賞金1位のままやりたかったが、木下稜介に奪われてちょっぴり無念。
「今週は頭を使って攻めないといけないコースですが、優勝してまた賞金1位となったらかっこいい。最高の恩返しになりますね」。
目標は、なりたてホヤホヤのホストVで首位奪還!
筋書きはできあがっている。