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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2021
金メダルのシャウフェレと幼なじみ。千葉出身のエリックが初VとZOZOを射程に
でも、自宅は1歳から住むアメリカサンディエゴにある。
南カリフォルニア大進学前に改名し、卒業した2016年にプロ転向した。日本ツアーは2018年から本格参戦。
ネイティブ英語を操る杉本エリックが、ボギーなしの「67」。
首位と4打差の3位タイに浮上した。
ここ数週間は「アメリカに帰りたい」と、ホームシック中。
「落ち込んだり、つらいところはあるけど、ちゃんと仕事はしなくちゃいけない。気分転換してポジティブに」と、気力をしぼる。
もちろん、英語で紙に記した年頭の目標は「ツアー初優勝とZOZOの出場」。
上位3人に資格がある本大会で、2つ一気にかなえる大チャンスを獲りにきた。
すでに出場を表明しているザンダー・シャウフェレとは9歳からの幼なじみで試合がないときは、今でも一緒にラウンドする仲。
東京五輪の金メダルは一時帰国のアメリカでテレビ観戦し、すぐに電話でお祝い。
「めっちゃ嬉しそうでしたし僕も嬉しかった」と、日本での快挙を喜び合った。
2週後に迫る「ZOZOチャンピオンシップ」でエリックの出場も実現すれば、互いにルーツの日本で戦える。
「うちでは一緒にやってますけど、遊びとトーナメントは違うので。PGAの選手と試合の環境で、どれだけ戦えるか」。
願ってもない舞台を逃す手はない。