1971年に「日米対抗戦」の名称で第1回が行われてから大会は今年で50回目。
ベテランのホストプロ2人もお祝いムードに、結果で花を添えようと懸命だ。
とてつもなく長い大会の歴史の中で「株式会社マイナビ」が特別協賛社についてくださったのは、2008年から。
さらにプロ23年目の井上信(いのうえ・まこと)とプロ22年目の矢野東(やの・あずま)の2人が同社とサポート契約を結んだのは、2012年からだ。
その後、矢野は椎間板ヘルニアやヒジの手術の影響で、陥落と復帰を繰り返す間も変わらず見守ってくださったのが、同社の中川信行・代表取締役 社長執行役員である。
コロナ禍で行われた昨年の特別QTで1位となりツアー復帰を決めた際も、今夏は再三の優勝争いで来シーズンの賞金シード復活にめどをつけた時にも、必ず電話やメールで激励してくださった。
「今週も会場でお会いした時に、真っ先に褒めていただいた」と、感謝し「今年は若手が活躍していますけど、僕もぜひその中に入って優勝争いで盛り上げたい」と、44歳が意気込む。
また、ツアー通算2勝の井上信(いのうえ・まこと)が契約選手に抜擢されたのが、そもそも出場権のなかった時代。
2004年の今大会では、月曜日の予選会「マンデートーナメント」から勝ち上がって優勝した史上3人目の選手として脚光を浴びたがその後、シード陥落した年でも歴代覇者として主催者推薦を受けるなど「ダメなプロに、愛の手をさしのべていただいた」と、恩恵を受けてきた。
2年ぶりの開催となった今年も「変わらず温かい声をかけていただいた」と感謝。
今年46歳。
初優勝時は飛ばし屋の部類だったが「年齢のせいか、若い頃に比べたら20ヤードくらいは落ちている」と、開幕前日のプロアマ戦からすでに苦戦。
「しかも曲がるし大変です…」と、苦笑いで肩を落とすが「若い子たちにまぎれて諦めない姿勢を見せたい。最後まで頑張りたい」と、後輩プロの矢野と声をそろえて健闘を誓っていた。