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マイナビABCチャンピオンシップ 2021

初シードを狙う賞金王。久常涼が「1勝したい」


異例の新人が、快進撃を続けている。

19歳の久常涼(ひさつね・りょう)が、ボギーなしの5バーディを記録。

首位と2打差の5アンダーで4位タイにつけた。

 

前半15番のパー5では、スプーンの2打目がピン3メートルにくっついた。

イーグルは逃したが楽々バーディとし、2アンダーで後半に向かうと3番パー3では4アイアンのティショットがホールインワン寸前。

 

バーディパットは10センチもなかった。

 

今年デビューしたての新人だが、2週前の「ZOZOチャンピオンシップ」で推薦出場を果たした。

 

「日本ツアーより、ロングアイアンを持つ頻度が多くて。それが良い練習に」と、この日も”米仕込み”のロングショットが生きた。

 

AbemaTVツアーの最終戦「ディライトワークス JGTO ファイナル」は「ZOZOチャンピオンシップ」と開催が重なりやむなく欠場したが、不在のまま逃げ切って賞金王に。

 

来季のシーズンチケットはすでに手に入れたが、同ツアー3勝の出場資格で10月の「バンテリン東海クラシック」から連戦を開始したレギュラーツアーで賞金ランキングは現在81位。

 

さらに来季の出場優先順位が高い、初シード権も見えてきた。

「残り4戦で順位を上げたいな、と思いますし、早いうちに1勝したい」。

 

今週は、主催者が注目選手を選定する開幕前日のプロアマ戦で初出場。2イーグルを奪って一足先に初優勝も経験済みだ。

 

本戦でも石川遼(15

19歳で9勝)と、黄重坤(ハンジュンゴン、1941日)と、松山英樹(19261日)に続く、1959日の10Vなら、大会の50周年にも名が残る。

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