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三井住友VISA太平洋マスターズ 2021

あとは初優勝だけ? 石坂友宏が初のホールインワンを達成

前髪を、切りました




ルーキーイヤーも押し迫る今週、新人学生プロの石坂友宏(いしざか・ともひろ)が初出場の大会で、自身初のホールインワンを達成した。

 

前半13番のパー3は実測187ヤードのティショットで6アイアンを選択。

 

「右からの横風にぶつけていく感じで。あたりはよくなかったですが、上手く前に進んでくれて…」。

 

2年ぶりの有観客開催で「入った!!」。ギャラリーの拍手と歓声が、快挙を知らせてくれた。

 

高校時代の全国大会で、暫定球のボールをカップインさせたが「その時は結局、グリーン奥で最初のティショットが見つかったので。幻でした」と、記憶を手繰り寄せても、今回がおそらく人生初。

 

「めちゃくちゃ嬉しかった」と喜んだ。

上がってすぐ、ご褒美のVISAギフトカード10万円を贈られ、「両親に渡します」と感謝を伝えた。

 

ちなみに、決勝ラウンドの17番パー3230ヤード)では、達成者全員に「VISAギフトカード300万円」がかかっている。

「今日の30倍です。週末にもぜひ」と、主催者に促されて「はいっ! 頑張ります」。

 

強い風が吹いたこの日は、おいしい1打もありながら、前半11番でダブルボギーを叩くなど苦戦。

 

「難しい条件で守りすぎた」と反省し、「後半は気持ちを入れ替えなんとか1アンダーで回ることができた」と、1オーバーの滑り出しに安堵した。

 

昨年9月にプロ転向し、惜敗した先週の「マイナビABCチャンピオンシップ」を含めて22回。合わせて、トップ107回。

大活躍の今季、未体験は初優勝だけだ。

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