選手会長のげんちゃんこと時松隆光(ときまつ・りゅうこう)が、最終ホールで嫉妬。
同組の稲森佑貴が池から果敢にウォーターショット。
「すごく歓声を浴びたので。僕にもと思い」と、クリークで打った240ヤードの2打目をピン右4メートルに2オン成功。
イーグルチャンスも逃さず沈めて、稲森以上の大歓声をさらうことができた。
「気持ちがカップに伝わり、入ってくれてよかった」と、一気に首位と2打差の通算2アンダーで、5位タイに浮上。
耳まですっぽり毛糸帽子でにこにこした。
初日に、選手会事務局長の池田勇太に「源蔵(時松の本名)、まだ11月! やりすぎだよ~」と、突っ込まれた完全防寒姿。
おかげさまで寒風の2日間とも、身も心もあったか。
しかも予選最後のイーグル獲りで、ますますホット。
「歓声をいただいたので、今日は気持ちよく寝られます」と、喜んだ。
夏場以降、調子を崩していたショットも「徐々に良い方向に向かっている」と、手応えが出てきた。
「ここしばらくは、ずっと(グリーンに)乗ってないので、他のみなさん誰よりもアプローチとパットを打っている。いろんなシチュエーションをやらざるをえなかったので。冴えている」と、不振を経験したからのこその成果もかなり。
「いつも言っていますけど。歴代の選手会長は、みなさん任期中に優勝されている。今年ももうあと数試合しかない。急いで仕上げていかないと!」。
任期2期目に滑り込みのツアー通算4勝目で最終日こそ大歓声を独り占めする。