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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2021

鍵は乾燥。クウェイルが豪雨で会心の「67」

素顔はプロフィールでチェックしていただければ
13時30分時点で、ホールアウトを済ませた選手の中では唯一のアンダーパーで、断トツのベストスコアをマーク。

4アンダーの「67」で回った豪州のアンソニー・クウェイルが、豪雨のラウンドで徹底したのは、風雨の影響を受けにくい低弾道のショットと「乾燥」だった。

プロキャディのジョンさんの手も借りながら、「クラブや、ボールを素早く乾かすこと」。
たとえ体は濡れても大事な道具をこまめに拭き上げ、ショットに向かった。
難条件でミスが出にくい状況作りに全力を尽くした。

この日もっとも難しかった池越えの17番パー4では、166ydの2打目を7Iで、4メートルにくっつけ会心のバーディを奪った。
「タフなコンディションでも堅実なプレーでスコアを伸ばせてよかった」。

要らないブリキ缶をカップに見立て、自宅の庭に作ったミニコースでゴルフの真似事を始めたのが7歳の時。
14歳からゴルフの専門学校に入校し、豪州のアマランキング2位の実力をつけて、17年にプロ入り。
日本ツアーは18年から参戦しておりコロナ禍の今シーズンは、今年5月の関西オープンから復帰して、これが7戦目。

このあと、いったん母国に帰ることにしているから、2週後の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」と「日本プロ」はスキップせざるをえないが意志は変わらない。
「家族が、待っていますので」。
今年は、今大会を含めて予選通過はまだ2戦目。
「なんとか、勝って帰りたいのはもちろんですよ!」。
190センチを誇る長身で、難コースもねじ伏せる。

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