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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2021

滑り込みのホールアウトに疲労困憊。暫定2位の上井邦裕

終れてよかった…©JGTOimages
最終組の5つ前で回っていたプロ16年目の上井邦裕(かみい・くにひろ)は、滑り込みでホールアウトした。

中断のサイレンは、18番のグリーン上で聞いたが、プレーを続行。右の林のほうから打った190ヤードの2打目を3Iで、奇跡的に1ピン距離に乗せていた。

「外しましたけど、ピンチからパーを拾えた。なんとかプレーを終れてよかった」。
首位と4差の2位タイに踏みとどまり、4日の第3ラウンドは、すっきりとスタートできる。

視界不良と難条件以上に、終盤の上井を悩ませたのは、濡れた体と、寒さと震え。
「風邪をひかないかと心配になったので。今日はお風呂につかってゆっくり休む」。
5年シードの日本タイトル戦で、悲願の初優勝に備える。

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