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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2021
2週続きの「66」。矢野東に復活の兆し
プロ21年目の矢野東が、2週続きの好発進だ。
この日の「66」は、先週初日と同スコア。
しかも、椎間板ヘルニアや、右ひじの手術で17年途中にシード権を失ってから、5年ぶり15度目の出場にして、ここ宍戸での自己ベスト。
「先週初日のスコアより、だいぶ夢と希望もある週末になりそう」と、好調を匂わせた。
コロナ禍で行われた昨年のファイナルQTで、トップ通過を果たして、再び出場チャンスを得た今年。初戦の「東建ホームメイトカップ」で16位タイに入ったあとは、出場4戦で予選落ちを喫した。
「スイング改造などで、どうしてもおろそかになっていた部分。昔の攻め方というか“テッパン”のコースマネジメントをしていこうかな」と、攻略に徹した先週は、3位タイから出た「ミズノオープン」で、やっと予選通過を果たしたが、最終日は65位。
「先週はたまたま感というか、綱渡りでは無いですが、薄い確率のナイスショットを繰り返している感覚でした」。
週空けの月曜日に、自身が監修するレッスンスタジオで、コーチに修正を加えてもらって、改めて出直しを図ると「良い形になってきました」。
手応えと共に、宍戸の難しい上りホールでますます調子を上げて、バンカーからチップインした14番を皮切りに「15、16、17、18番と素晴らしいショットが打てた」。
うなぎのぼりで再びの好スタートにつなげてみせた。
4年ぶりに本格復帰したツアー業のかたわらで、レッスン業やユーチューバーと、40歳過ぎから、ますます多忙を極めるが、「仕事がしたいのか、ゴルフがしたいのか。その辺は難しく考えずに行こうかな、と思います」。
13年ぶりの復活V4へ、徐々に近づいていく。