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関西オープンゴルフ選手権競技 2021
豊臣五大老の末裔や女子プロの弟、現役医師など。個性豊かなアマチュア陣
先週は、2位の中島啓太さん(日体大3年)など、どんどん縮まるプロとの壁。
今週、初日は大阪学院大学2年の宇喜多飛翔さんが、5バーディ(1ボギー)の堂々たるプレーで、さらりと1差の3位タイ。
「プロの試合で優勝したい」と史上5人目のアマVへ、これまたさらりと宣言した。
名前は飛翔と書いて「つばさ」と読む。
そして名字は戦国ファンならお察しだろうが、どうやら地元岡山県で勢力を持った宇喜多秀家氏の血筋のようだ。
「親戚が家系図をたどり、途中のつながりまでは分かったようですが…。豊臣家五大老ということくらいは、知っています」と、なんともきらびやかな経歴も見逃せない。
また、24位タイにつけた大阪の近畿大学1年の山下勝将 (やました・まさゆき)さんは、つい先週の女子ツアー「KKT杯バンテリンレディスオープン」で、涙のツアー初優勝を飾った山下美夢有さんの1歳下の弟さん。
これが、自身のツアー初出場。
スタートの1番パー5で、約5メートルのイーグルトライは、「手が震えていました」と、初々しいけど、初日のスコアは2アンダーの「69」と、そつがない。
同組のチャン・キムには「最後も、50ヤードは置いていかれた」とニコニコと話した。
お姉さんの優勝には「姉弟というのもあって、いい刺激を受けた」という。
「今週も活躍してくれると思う」と2週連続Vを期待しながら、自分もプロの試合でまい進する。
そのほか、初日は148位と出遅れたが現役医師のトップアマ、辻田晴也さんなど、今年も個性豊かなアマチュアのみなさんの活躍にも注目ください。