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パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2021
ゲームもリアルも両方勝ちたい。中西直人が2差の5位
自称・お祭り男はプロ11年目。
中西直人(なかにし・なおと)が1イーグル、4バーディ、1ボギーの「67」で回って「100点のゴルフができた」。
先週も「全然、調子は悪くない」。
でも、やっと予選を通って55位タイ。
「むしろ、調子が良すぎるから攻めてミスする」。
猛省、のち原点回帰で「ピンを狙わず、上りラインにつけるのが俺のゴルフだ!」。
それでも迷ったときには、ハワイ生まれの日本人キャディとたっぷり会話。
テーラー・ショータ・タカダさんは、マスターズで今平周吾を担いだこともある。
「一緒に攻略しながら、広いサイドから打っていったら今日は勝手にピンに寄った」。
16番のパー5も、スプーンで狙った打ち下ろしの2打目がピン2メートルに勝手に寄った。
イーグルで、通算9アンダーまで伸ばして2差の5位に浮上ができた。
本大会のスコア速報と連動したオンラインゲーム「みんなでドリームチーム対決」には、直人(なおと)を「ちょくじん」と読ませる名前でプロ自ら参加。
4選手を選択するチーム戦で「初日は(今平)周吾と(木下)稜介と(杉本)エリックと僕とで12アンダーを記録。でも131位でした」。
それでもメゲずに「今日は(石川)遼とビンセントと(小斉平)優和(こさいひらゆうわ)と僕と」で、再挑戦中。
「上位3位に入れば、豪華パナソニック製品がもらえます」。
リアルな本大会勝者にも豪華副賞が用意され、「どっちも欲しい」と欲張りだ。
初日には、ゲームで中西をチームの一人に選んだ知人が3位入賞。
「ありがとうございます、と連絡をくれて。うれしかった」とオンライン上ではすでにしっかり期待に応えてある。
勇壮なだんじり祭りで有名な大阪の岸和田出身。
「どんな祭りも行けば必ず自分が主役に」と、公言。
33歳のお祭り男はゲームでもリアルでも、にぎやかに初優勝を狙う。