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ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント 2021

「ファンあっての僕ら」亀代順哉は史上初試合で思いをカタチに

©JGTOimages
プロ5年目の亀代順哉(かめしろ・じゅんや)が、17年のプロ転向後、3年ぶり4度目の予選通過を果たした。
しかも順位は3位タイ。
「本当に、この大会のおかげです」。
感謝の決勝ラウンド進出を果たした。

2日目のこの日は、西コースで1番(367ヤード)、6番(309ヤード)、15番(358ヤード)で果敢にワンチャレンジ。

屈指の飛ばし屋だが、「思ったより球が曲がるとあれ…なんだろう?」。考えだすと止まらない。
「焦って、ドローがきつくなって、メンタルに影響して…」。
せっかく、初日に好スタートを切っても、2日目に叩いて決勝に進めないというのが今まで何度も。

「心が折れていた。それを改善するために、今はスイング改造中」。
下半身の安定感を利用して、腰をどっしり落として構えていたのを、青木翔コーチの指導で、「自分なりの棒立ちに」。
かがめていた膝を伸ばしてアドレスし、「しっかりと体の正面で打つ、というのをいま一番やっていて」。

今週は、その課題の実戦と同時に同伴競技者への気配りも。
史上初のプロアマ形式戦で何より心掛けているのは、アマの方々へのおもてなしだ。

「ファンあっての僕ら。応援してくださる方がいるからこそ盛り上がる。今週はしっかり自分も楽しみながら、一緒に回ってくださる方にも楽しんでいただきたい。そのためにどうするか」。

積極的に声をかけ、ナイスショットに拍手や賞賛で雰囲気作りにつとめた。
ただ、プレーへのアドバイスは必要なかった。
「本当に、ものすごく上手な方々だったんです」。
亀代は、結局3ホールとも失敗したが同組の坂中享さんは15番ホールでワンオンにも成功。
「めちゃくちゃ飛ばすし教えることがないくらい。たぶん今日も優勝された」と、亀代の予想通りに小澤友さんとのペアで「67」を出して西コースの1位に。

「そうでしょう? ほらやっぱり!」と、自分のことみたいに喜んだ。そんなふうに相手を思うことで、自身のプレーにむしろ、余裕が生まれた。
「いつもは入れ込みすぎちゃうけど、一緒にプレーを楽しむ気持ちが今日の結果になったと思う。今までで一番、スイングの課題も再現できた」。
競技の特性を最大限に生かして3年ぶりの決勝ラウンド進出を果たした。
  • 本当にお上手でした

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