Tournament article
LANDIC CHALLENGE 8 2021
手応えを取り戻した安本大祐が好感触の首位タイスタート
「5アンダーという数字だけ見ると良かったと思いますが、自分的にはもう少しいけた感じでした。14番までは良かったんですが、それ以降は別人のようなゴルフになってしまって」。
アウトコースからスタートした安本は4番、5番で連続バーディを奪うと、9番からは3連続バーディを奪取。さらに14番でもバーディを重ねた。この時点ではのノーボギーの完璧に近い内容だったが、15番のパー5で取りこぼしてボギーにしてしまったのをきっかけに流れが止まってしまった。
「いい時と悪い時の差が激しいのが自分自身の課題なんです。結構チャンスにはつけられていたのでもうちょっといける感じのゴルフだったのが勿体なかったですね」。
先週の『日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills』とさらにその前週の『〜全英への道〜ミズノオープン』では1ストローク足らずの予選落ちに終わり、気持ち的にも下降気味だった。そんな時に担当してくれているクラブメーカーの方からちょっとしたアドバイスをもらったことが今日のゴルフに反映されたと言う。
「もっとアイアンはキレがあるイメージだったと言われました。レギュラーツアーで戦っているうちに欲が出てというか、知らず知らずのうちに合わせるような打ち方をしてしまっていたんです。それで振り切れていなかったことに気づき、結果的にいい感じのショットが打てて、いいスタートを切ることができました」。
安本的にはもっと伸ばせた感触があったからこそ、表情が晴れなかったのだろうが、それでもしっかりと手応えは感じている。自分の持ち味を思い出した安本が悲願の初優勝に向けて明日の2日目に挑む。