Tournament article

ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山 2021

トーナメントレコードを更新した久常涼が単独首位で最終日へ!

福岡県糸島市にある福岡雷山ゴルフ倶楽部を舞台に行われた『ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山』の大会2日目。そこで大記録が生まれた。
首位と1打差の6アンダー2位タイからスタートした久常涼が11アンダー61をマーク。通算17アンダーまでスコアを伸ばして、2位に4打差をつけて単独首位に立った。
前半こそ2バーディ、ノーボギーと思うように伸ばし切れなかったが、後半に入るとまるで別人のようなゴルフを展開する。まず10番でバーディを奪うと、続く11番ホールではイーグルを奪取。そこからさらに15番までを4連続バーディとすると、最終ホールもイーグルこそ逃したものの、きっちりバーディで締めた。あと1つか2つは伸ばせるチャンスはあったとのことで、同組だった大岩龍一も「化け物ですよ」と完敗モード。
61と言う数字は、今大会の18ホールでの最少ストローク記録を更新するとともに、AbemaTVツアーにおける18ホール最少ストロークのタイ記録になる。久常本人にとっても自己ベストを更新する会心のゴルフだった。
「スタートから1番、2番と連続バーディだったんですが、その後はなかなかチャンスを決めきれずに、今日もパッティングがイマイチかなと思っていたんですが、9番でギアが切り替わった感じです」。
9番ホールで、久常はティショットを3番ウッドを持ちながら池に入れしまう。ただ、そこからなんとか4メートルにつけたパーパットをねじ込んだ。これが流れを変える大きなきっかけになった。
福岡雷山ゴルフ倶楽部は、ティショットが狭く感じるホールがいくつかあるため、久常もプレッシャーを少なからず受けているが、今はショットに自信を持てているため、躊躇することなくドライバーを手にしている。結果、飛距離のアドバンテージを大いに活かして、この日のビッグスコアを叩き出した。
「ここまできたら勝ちたいので明日は勝てるゴルフをしたいと思います」。
昨年末にプロ転向したばかりの18歳。昨年のクオリファイングトーナメントはファーストで失敗し、今年の出場権は持っていないが、優勝すればその時点で次戦以降の出場権を得られる。QTランキング1212位からの逆襲が始まる。

関連記事