Tournament article

~全英への道~ミズノオープン 2022

22歳の村上拓海。いつかミズノの最前列へ

新人のホストプロが好発進した。

プロ3年目の村上拓海(むらかみ・たくみ)がボギーなしの「66」。

計6つのバーディは1番から2連続と、後半10番から3連続で上昇。

3位タイ発進に「そこまでのトラブルもなく、いいリズムでできた」と、口調も軽やかだった。

 

元研修生の父親に3歳からゴルフを習い、大会主催のミズノ社からサポートを受けられるようになったのは、全国大会に出始めた小5のとき。

 

出身の千葉県・姉ヶ崎カントリー倶楽部で開かれたミズノ社の「ゴルフアカデミー」に参加して腕を磨き、池田勇太も輩出した千葉学芸高校3年時に「全国高校ゴルフ選手権」で優勝。

 

強豪の日大に進学したが、プロを目指して2年で中退。QTランク18位の資格で本格参戦する今年は晴れてミズノ社と、ブランドアンバサダー契約を結んだ。

 

今大会は、「ずっと出てみたかった試合」と、憧れの舞台で初出場を果たした。

 ミズノ勢の一員として開幕前恒例の記念撮影に臨み、「一番奥にいるのが僕です。先輩方と一緒に写れて嬉しかった」と、ちんまりと写り込み、「いつかは最前列で」とひそかに夢見ている。


タクミを探せ(大会提供)

 

女子ゴルフのミズノ契約プロで、今季5勝の西郷真央さんは2つ下。

「まーちゃんとはジュニアの大会でよく会いましたが今は凄いところに行ったので、お会いできない」と、後輩にも敬語を使うが「自分もピンを狙うだけじゃなくて、マネジメントができるようになってきた。ショットの精度もよくなってスコアにつながっています」。

「全英オープン」の出場資格もかかる大事なホスト試合で自身も成果を示す。


「今週4位内でメジャーに行けるのは、僕には夢のようですが、まずは1打1打ですね」。

着実に実現に向かう。

 

関連記事