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~全英への道~ミズノオープン 2022

石川遼が3位タイからスタート。大会2日目のABEMA中継は朝9時からです

石川遼が前日初日に病み上がりの「66」。

3位タイにつけた。

 

前半最後の18番では225ヤードの2打目を4Uでピン奥1メートルにつけて、1イーグルで折り返すと1番では8メートルを沈めるなど、後半4バーディ。

 6アンダーで回ってきた。

 

開幕前日の朝は扁桃腺の痛みやふらつき、脱力感で歩くのもやっと。

プロアマ戦のメンバーだったが、このご時世をかんがみ大事を取って欠場した。

 

ゲストのみなさんと、代打で出場してくれることになった富村真治と、大会主催の水野明人・代表取締役社長らに詫びてすぐに病院へ。

 

「咽頭炎」の診断をもらうと、宿に帰ってすぐ就寝。AM11時―PM18時のあと軽い夕食を挟んで、今度は翌AM8時ごろまでまたぐっすり眠れた。

 

「最近はあまり長く眠れなくなってきて、10時間くらい寝たかなと思っても7時間くらい。こんなに眠れたのは記憶にない。それくらい体に異変があったのか、と」。

 月曜日に千葉で1日36ホールの「全米オープン」予選を回りきるなど、「疲労から来たのか」などとプレー後に症状を説明し、「睡眠時間でここまで回復できる」。

 

前日火曜日と当日に受けた抗原検査と、病院のPCR検査も陰性だった。

規程では、プロアマ戦を欠場した選手は原則、本戦にも出場できないが、コロナ禍において、やむを得ない事情として状況を説明し、診断書を提出。

 出場にこぎつけ事前の練習なしの“ぶっつけ本番”で好発進を成功させた。

 

続く2日目は、朝8時20分に1番ティからスタートする。



2日目のABEMAライブ中継



本大会の上位4人に権利がある「全英オープン」に石川は5度出場しており、その中でもとりわけ記憶にあるのが当時大会の引退を示唆していたトム・ワトソンと予選で回り、大会唯一の決勝進出を果たした2010年大会だ。

 

 その時もらったワトソンのサイン入りグローブは今も大事に取ってある。

 

当時の開催コースも今年と同じ、「セントアンドリュース」だった。

 “2度目の聖地”へ。

「今日の内容は良かった。今日のスコアを続けるのは難しいけど、この内容を続けていくことは大事ですね」。

まだかすれた声で静かに意気込んだ。


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