プロ3季目、北海道江別市出身の片岡尚之(かたおか・なおゆき)が元気に豪語。
「地元で優勝したい。自信はないけど、気持ちはあります!」と、中継局HBCの事前インタビューでやる気をみせた。
2週前の「日本プロゴルフ選手権大会」では、堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)に3差の2位に。
今季の自己ベストで通算2勝目にもう一歩と迫った。
「だいぶ内容はよくなってきましたけど、僕の場合は日替わりなんで…」と、5月から6月にかけて3戦連続予選落ちするなど調子のムラは否めず、「最後、勝ちきるには…」とこの日、とっておきを授かったのは大魔神こと元大リーガーの佐々木主浩さん。
東北福祉大出身の大先輩と、開幕前日に行われたプロアマ戦でチームを組み「今日、初めてご一緒していただきました」と、緊張気味だったが、ご長男の彰吾さんは同大学のゴルフ部で活躍されて、片岡が1年時に4年の先輩。
「息子の後輩だから。片岡も息子同然!」と気さくに接してくださり、「プレッシャーのかかった場面こそ目先の結果じゃなくて、目の前の1打に集中すること!」と、金言を授かり勇気百倍。
「明日から頑張ります…!」と約束した。
北海道アマで14年、16年と18年に3勝を飾り、ここザ・ノースカントリーゴルフクラブで行われた16年は初日の10番で、ずいぶん左の16番池につかまりながら優勝。
ある意味、地の利はある。
3年ぶりの有観客試合開催も励みだ。
お母さんは、初日から応援にきてくださるそうだが、お父さんは決勝ラウンドの土・日の予定だそうで「父に会わずに帰るかもしれない…」と冗談めかして「それだけはないように。知り合いもたくさん見に来てくださる予定なので。いいプレーを見せたいです」と気合いが入った。