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長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメント 2022

スポンサーが外れても。「今も気に懸けてくださる」諸藤将次が感謝の3アンダー

主催者のロゴが外れてもう5年。
それなのに、「69」の3アンダーで上がると、大会事務の方に出迎えられた。
「ナイスプレー」と、労われて笑顔がこぼれた。


「スポンサーを離れて長いのに、今も凄く気に懸けてくださるんです。コースのグリーンキーパーさんも今だに声をかけてくださったり、本当に励みです」と、プロ17年目の諸藤将次(もろふじ・まさつぐ)は、感謝に堪えない。


恩返しはこれから



沖学園高校2年の2002年に当時最年少の16歳で「九州アマ」で優勝するなど卓越した才能と、プロをしのぐ飛距離でジュニア期から注目された。

2006年にプロ転向してすぐ、大会主催のセガサミーホールディングスとスポンサー契約を締結し、2011年の「フジサンケイクラシック」で初優勝。


その一方で、キャリア全体を通してみても予選落ちの数が目立つなど安定して成績を残せておらず、2013年には左親指痛もあり、戦線離脱した。


その後は出場資格も恵まれず、2016年に契約も終了したが、今週16日月曜日に行われた予選会「マンデートーナメント」で主催者推薦をいただき出場。
「68」の8位で突破し、今季のレギュラー初戦にこぎつけた。


風と雨の初日はムリをせず、「シャフトを短く設定し、飛距離はもう若手に任せて自分は抑えめに」と、37歳なりの安定した攻めでコースを攻略。
「調子も上がってきました」と、上々のスタートを切った。


ホストプロとして出場していた時は、自分に余分なプレッシャーをかけたのか、今大会は昨季まで11回出て予選通過は2回だけ、となかなか期待に応えられていないが、「今回もせっかくいただいたチャンス。本当にお世話になってきましたので。まずは4日間プレーする姿をお見せしたい」と、恩返しにいそしむ。

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