大会土曜日のメインイベント。
「もっともっと夏フェス。アプローチコンテスト」と銘打たれたプレー後の余興で、我らがげんちゃんこと時松隆光(ときまつ・りゅうこう)が初優勝を飾った。
メンバーは若き精鋭揃いの中でも、その風貌は貫禄十分。
さらなるゴルフと音楽の融合を目指して、ルールはB'zさんの「ultra soul」(ウルトラ・ソウル)のサビ直後の合いの手「はい…!」の瞬間に、インパクトを迎えるというお約束。
多少タイミングがずれてもOK。
大音響と、ギャラリーの拍手と歓声に紛れて打ち、集中力も問われる。
3年ぶりに復活したご当地アイドル「HKT48」さんのミニライブをこの後に控えて多くのギャラリーを集める中、さあ開幕!
トップバッターは、若き飛ばし屋、河本力(かわもと・りき)。まさかの段上で15メートル10センチも残して顔を赤くし、続く清水大成(しみず・たいせい)は3メートル8センチ。
さらに香妻陣一朗(こうづま・じんいちろう)が4メートル20センチときて、ついに出番を迎えた時松は、ゴルゴ松本さんのにぎやかな司会進行にも
落ち着き払った様子で「意気込みの前に、これは何ヤード??」。
正確な距離を確かめる沈着ぶりを見せると、40ヤード向こうのピンに狙いをすませて1メートル6センチを記録。
そのあと打った出水田大二郎(いずみだ・だいじろう)が2メートル8センチで敗退し、最後の比嘉一貴(ひが・かずき)が1メートル72センチと、現在賞金1位の大健闘を見せたが、ついにげんちゃんには及ばなかった。
賞金は大会特別協賛「Sansan」さんにちなんで賞金33万円の使い道を聞かれても冷静に、「ちょっと、考えさせてください」と、大まじめに応えたげんちゃん。
今週は、福岡県那珂川市の実家から、車で約1時間の自宅通勤を続けながら、連日の大応援団の期待に応えようと懸命だ。
3日目を終えて通算9アンダーの12位タイは、首位と6打差とちょっと離れてしまったが、「頑張りたいと思います」。
前哨戦の優勝に最終日への気合いが入った。