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ANAオープンゴルフトーナメント 2022

6年ぶりに輪厚に響いたバースデーコール。石川遼が誕生日に11年ぶりの1日2イーグル

石川遼が誕生日に逆転のチャンスを作った。
首位に8打差の12位タイから出た31歳初日に2イーグルを記録。
最終日を前に6差の5位タイまで順位を上げてきた。



本大会は例年、高い確率でバースデーが重なるが昨年は無観客での開催だった。

2020年はコロナで中止となり、2019年の誕生日は最終日の翌々日。

さらに、2018年は地震で中止となり、2017年は米参戦中。
ギャラリーから「おめでとう」の大合唱を輪厚で聞くのは3位につけた2016年以来、実に6年ぶりだ。


「こうしてみなさんから祝っていただけるのは幸せなこと。嬉しかった」と、1番からさっそく思いに応えるはずが、感謝のティショットは右に行き、背の低い木のそばから2打目が飛ばずに今度はラフから木と木の間を抜いて3オン2パット。


ボギー先行に「こういうことをしているようではダメですね」と反省から始まった1日だったが「引きずらないことが大事」と、5番と12番のパー5ではきっちりお祝いムードに戻してきた。

いずれもピン奥から10メートル、15メートルと長かったが「今日はラインも読みも当たりまくった」と、2009年の今大会最終日と2011年のミズノオープン(3日目)に次ぐ自身11年ぶり3度目の1日2イーグルで、一挙に挽回。


佐藤キャディも3つめを大いに期待したという17番は、奥から7メートルが惜しくも外れたが、連続バーディの9番も含めてすべてのパー5で6つも伸ばして首位の池田とは6打差とした。


2010年の中日クラウンズでは最終日の「58」で、6打差を逆転しており、「あと18ホールで勇太さんに追いつくというもくろみを持ってやっている選手は多いと思うが僕もそのひとり。自分のゴルフに集中して、上だけ見てプレーしたい」と、決意表明し「今日も30歳の昨日と何にも変わらない。帰ったらトレーニングです」。
31歳の誕生日もストイックに過ぎていく。


「頭皮が復活するらしいです」と、いまいちばん欲しいプレゼントに掲げたのが「炭酸シャンプー」というのがいかにも31歳らしい気もするが翌日に、24歳を祝った2015年以来となる大逆転の大会2勝目なら言うことなしだ。


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