Tournament article
マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント 2022
マンデートーナメントから8人が本戦突破 / 諸藤将次がトップ通過
11月3日に開幕する「マイナビABCチャンピオンシップ」は本戦に先駆けて、10月31日月曜日に予選会マンデートーナメントを実施し、出場88人(うちアマ18人)中8人が、狭き門をくぐった。
トップ通過を果たしたのは、プロ17年目の諸藤将次(もろふじ・まさつぐ)だ。
福岡・沖学園高校時代から、卓越した飛距離を誇るが、ドライバーのシャフトを44インチにしたことで、飛んで曲がらないショットが実現。グリーンのライン読みも上手くいき、「今日はセーフティに、ボギーを打たないゴルフを目指した」と、1日8アンダーの快スコアをマーク。
現在は、今大会特別協賛のマイナビとサポート契約を結ぶベテランのホストプロ、井上信(いのうえ・まこと)に指導を受けているそうで、今回の挑戦も、井上から主催者に推薦してもらったそうだ。
「チャンスを頂いたので、ワンチャンス狙いに来ました」と、気合いが入る。
2006年にプロ転向し、2011年のフジサンケイクラシックでツアー初優勝を飾ったが、ケガなどもありその後はなかなか出場権にも恵まれず、昨年もQTサードで失敗。
「今年は調子も上がってきてますので、今週をいい弾みにしたい」と話す。
そのほか、大阪学院大の宇喜多飛翔(うきた・つばさ)さんが、「68」の4アンダーを記録して、唯一のアマ進出を果たした。
まだ3年生ながら、今年の「日本学生」優勝の資格で、ツアー出場予選会のQTサードから挑戦することにしたそうだが、「今週、優勝できれば、受けなくても済む」と今週、プロデビュー戦を飾る蟬川泰果(せみかわ・たいが)に次ぐ、史上7人目(8回目)のアマVを狙う。
今や、アマチュアも当たり前のようにプロの試合で活躍する時代。
その先駆けを作ったのが、今大会の“系列トーナメント”だった。
朝日放送系列の主催トーナメントでは、かねてよりジュニア育成の一環として、将来有望な選手に出場機会を与えており、当時、杉並学院高校1年だった石川遼が、2007年の「マンシングウェアオープンKSBカップ」で15歳の史上最年少優勝を達成したのはあまりにも有名だ。
今も脈々と後人を輩出しており蟬川も昨年大会に出場。ベストアマチュアに輝いている。
今年も、津田浩平さん(東北福祉大3年)、山下勝将さん(近畿大2年)、中野麟太朗さん(早稲田大1年)、大岩慶尚さん(千葉黎明高3年)、林田直也さん(沖学園隆徳館高3年)、松井琳空海さん(四国学院大学香川西高1年)の6人が挑戦する。
未来を担う若い力の活躍にもぜひご注目ください。
■マンデートーナメント通過者
1-8=64 諸藤将次
2-7=65 杉原大河
3T-5=67 村山駿、森岡俊一郎、篠優希
6T-4=68 新木豊、木村太一、@宇喜多飛翔