史上最年少の15歳でツアーを制した2007年時に、大会初出場を果たしてから15年。
優勝争いの末に5位タイの結果を残してその年、史上最年少の賞金王に就いた2009年の最終日には、大会の歴代最多動員数となる1万8000人越えを記録した。
翌年の2010年は、大会初制覇。
さらに、連覇をかけた2011年は、まだアマチュアだった松山英樹に自身に次ぐツアー史上3人目のアマVを譲ったが、最終日の17番ホールでなんとホールインワンを達成。
半世紀に及ぶ、大会の長い歴史への貢献度は間違いなくピカイチだ。
2年ぶりに大会に戻ってきた石川遼は、心機一転かと報道陣に問われて「う~ん…」と、苦笑い。
「こじつけようと思えばそうなんですが…」と、笑顔で言葉を濁したように、長い時には肩まで届いた髪をばっさりと切ったことにはさほど他意はないらしい。
「マイナビABCチャンピオンシップ」で予選落ちした先週、「日曜日がたまたまオフだったので。ほんと、ちょっとだけ切ろうと思って」と最初、襟足を切って「ちょっと上とのバランスが…となって、今度、上を切ったら下とのバランスが…となり、美容師さんと話し合いながら切り進めていったらこうなっちゃいました」と、きれいさっぱり。
「自分としては、ここまで切るつもりはなかった」と弁明し、「今までも、コソコソ切ってはいたんですよ」と釈明し、その経過をプロらしく、ゴルフにたとえて「2オン狙いではなく今までコソコソ刻んでいたのを、最後はばっさり行ってグリーンオーバー。いろいろありましたけど、最終的にはパーでおさめました…って、感じですかね」と、ニッコリした。
「昨日の前夜祭では、いろんな人から言われました。タモリさんみたいに『髪切った?』って」と、ざわめく周囲の反応を、某局の名物長寿番組の軽妙トークになぞらえ、「ゴルフもこれくらいすっきりすればいいですけれど」と、本戦に向けてオチまでつけた。
最初、本人には多少不本意な出来上がりだったらしい久しぶりのショートヘア。
でも「長いのは大変でした。短いほうが楽ですね」とお手入れ便利で、ゴルフも一新。
「スイングへの影響は、多少あると思います。重さ使えないんで。球が軽くなったかも(笑)」と、開幕前日のこの日はプロアマ戦中に、百獣の武井壮さんと、元バレーボールの狩野舞子さんと、元バトミントンの潮田玲子さんと17、18ホールでのゴルフ対決で、奇跡のショットも飛び出したが、それはまた別のおはなし。
髪もゴルフも軽やかな石川遼に加えて、新飛ばし屋の河本力(かわもと・りき)が最強アスリート軍団&芸能人のみなさんとのゴルフ対決に挑む。
「2022三井住友VISA太平洋マスターズ50回特別番組」は、13日日曜日の14時6分~15時に、TBS系列28局ネットで放送予定です。本戦の中継と合わせてお楽しみに!!