今回の50回記念大会の運営に尽力された三井住友カードの佐々木丈也・常務執行役員がスタッフを通じて「堀川プロにくれぐれもお礼を伝えて欲しい」と、伝言を託されたそうだ。
「こちらのほうこそ、感謝しかない」と、プレー後のファンサービスを終えるとすぐに自らVIPテントに駆け込み、同社の大西幸彦・代表取締役社長にも面会。謝意を伝えた。
堀川が、今大会の4日間とも観戦無料を、大々的にアピールするきっかけは、今季2勝を飾った先週の「マイナビABCチャンピオンシップ」のV会見だった。
そこから他選手たちも巻き込み空前のPR作戦を開始。
3日目の土曜日には、男女ツアーともに今季最高の1万人を動員し、改めて感謝に堪えない。
「本来ならお一人3000円のチケットとして、1万人ということは…」と、ひそかに弾いて「これを無料にしてくださるというのは、なかなかできることではない。本当にありがたかった」と、頭を垂れる。
来場者の中には「無料だったから、初めて観に来た」と話す人も多く、今回来てくださった方々を、今後どれだけ引きつけられるか。
「男子ゴルフに興味を持ってくださる方がこれだけいる、というのは分かったので、今後毎週、これだけの方々に来ていただくにはどうするか。おかげで一歩前進できたと思うので、また、自分たちでいろいろ考えていかなければ」と、さっそく頭を巡らせる。
「プロのみなさんも、口を揃えてやりがいがある、と喜んでくれたので。今後、お金を払ってでも観に来ていただくにはどうするか。来年、再来年が勝負の年になる」と、男子ゴルフの未来を見据えた。