「日本のゴルフファンのみなさんにはどれくらい彼らの名前に馴染みがあるかわからないですけど、エルスやケプカみたいに、ここからメジャーで勝つんじゃないか、という選手もいますし、僕からすると非常に見てみたい選手ばかり」と、対戦を待ち望む。
チリのミト・ペレイラは、26歳。
まだ優勝はないが、全米プロで最終日を単独首位で迎えてメジャー初制覇に期待を集めた逸材。
今、日本ツアーを席巻する若手選手と年齢が近く、「彼とジュニア時代に戦った子もいるんじゃないか」(石川)。
また、ペレイラと同い年のアーロン・ワイズ(米)は、2017ー18シーズンの新人王で、予選ラウンドは河本力と、蟬川泰果との対戦でも注目が集まる。
そして、韓国のトム・キム(JOOHYUNG KIM)だ。
米二部ツアーの予選会に失敗しながら、スポット参戦でチャンスをつないで20歳にしてPGAツアー2勝を達成。
世界ランキングはいま破竹の15位につける。
現在賞金4位の桂川有人(かつらがわ・ゆうと)はフィリピン留学時代に、また同1位の比嘉一貴(ひが・かずき)はアジアンツアー時代に共闘経験があり、「あのころからショットもパットも凄く上手くて、米ツアーで勝ったと聞いてもまったく不思議ではなかった」(比嘉)と、証言。
予選ラウンドではその比嘉と桂川と同組になり、同窓会の直接対決。士気もあがる。
ちなみに、本名はJoohyungKim=キム・ジュヒョンだが、PGAツアーではすでに登録名として統一されている「トム・キム」の由来は、米の人気アニメ「きかんしゃトーマス」からきているそうだ。
開幕前にのぞんだ事前の公式会見では「小さいときから大好きなアニメで、パジャマとかお弁当箱を持っていました」と笑わせ「本戦でもトーマスみたいにたくさん煙を出して頑張ります」と、ニッコリした。