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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2022

東京都三鷹市出身「最終日はお父さんを喜ばせる位置で」小平智がにらむ孝行V

2018年の覇者が、自身8度目の頂上決戦で今年最後にもう一度、親孝行する。

日本ツアーは通算7勝、米1勝の小平智が、3年ぶりに大会に戻った。


今週はお父さんに捧げる


先週の「カシオワールドオープン」終了時の賞金ランキングは34位。
出場わずか30枠の今大会にはまだ圏外だったが、キャディをしてくれた10年来の大親友“ハマやん”こと大濱悟さんに捧げる、と奮戦。

チャン・キムがツアー最多アンダーの32とあまりに暴走したもんで、優勝には届かなかったが5位入賞。ランク28位で今季最後の頂上決戦に飛び込んできた。


今年も孤軍奮闘で米ツアーの出場権を確保して戻ると、わずか9戦で、日本ツアーの賞金シードも確保。
ここ数年の鉄人ぶりは、もはやこの時期の風物詩となっている。


さらに今年は、3年ぶりに本大会の出場権も取り返して滑り込み、再び4年ぶりのVチャンスをにらめる。

初日は17番のイーグルを含む「66」で、首位に1差の4位タイと、初日の大混戦にしっかりと上位で紛れることができた。


会場の東京よみうりは、東京都三鷹市の実家からもすぐ。
「近くで、また優勝を見せてあげたい」と、思いやるのは闘病中の父・健一さんのことだ。

「肺に小さな穴が空いていて、歩くだけでもゼーゼーしてしまう」と、入退院を繰り返している。


「来るか来ないかは体調次第だし、来れたとしてもクラブハウスだけど、18番グリーンでは見られると思う」と、近隣の今大会は、2018年の優勝に次いで再び親孝行ができる希有な機会である。

「最終日にお父さんを喜ばせる位置にいたいな…」と、つぶやいた。

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