大会の地元・茨城県の鹿島市出身で、昨年から取手国際ゴルフ倶楽部の所属プロ。
何かと気の張る今週は、国内唯一のプロアマ形式戦だ。
「いつもとおんなじ雰囲気でやることは、できないかもしれない…」と、覚悟しながら「一緒に回るアマチュアの方にはプロの真剣な雰囲気や、ぴりっとした緊張感を感じていただきながら、バーディを獲ったときには一緒に喜んだり、同時にゴルフの楽しさも感じてもらえたらいいな」と、ホストプロとして、頭をフル回転。
特異な競技方式のほかにも、19日と20日の予選ラウンドでは東と西コースを交互に回るなど、「今までにない全く新しい形の試合」と、そこでもっとも重要となってくるのは「どれだけ切り替えができるかどうか」。
スピードのある東のベントと、打ち出しの球の強さが必要となるコウライグリーンの対策として、全く違う形状のパターを交互に使うプロも中にはいるようだが、「僕は同じパターで打ち方を変えていく」と、技と経験もフル回転。
普段のレギュラーツアーでも、コウライグリーンの会場は数えるほどだが、幸い額賀は普段から、西コースを回る機会が多いそうで、その点でも「地の利を生かして、少しでも上へ」と、意気込む。
「普段から、素晴らしい練習環境を整えていただいるコースには、感謝しかありません」と、水曜日のプロアマ戦後の練習場では、後ろで井口晴雄・コース社長も見守っていた。
ご恩返しの戦いがまもなく明ける。