Tournament article

ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 2022

大槻智春がホールインワンを含む1日3イーグルを記録

昨季のイーグル王が、新規試合の開幕初日に真骨頂を見せた。

プロ11年目の大槻智春が、史上7人目となる1日3イーグルを記録。

快挙はいきなり自身初、今季はすでに通算12例目(11人目)となるホールインワンからスタート。

 

11番のパー3で入った瞬間は見えなかったが、7アイアンの第1打はピン手前3メートルに着弾の跡を残してカップイン。

これが1個目。



 

2個目は17番だ。

3アイアンで乗せたイーグルチャンスは「6メートルのまっすぐ」が決まった。

そして3個目が折り返して後半1番。カラー付近から約15メートルを60度でチップインした。


1日3イーグルは史上7人目の大記録だが、ホールインワンを含むのは史上初。

 昨季のイーグル率1位の凄みを見せたが本人は「イーグル3つでこのスコア…」と、初日の7アンダー3位に満足しない。

 

豪勢なイーグル数に反してバーディは2番から3連続した3個だけ。

「ショットがついても、パットが入らない。ショットでしか入らないのかな、って」と、静かに苦笑していた。

 

感情を押し殺したプレーで今季も2位が続く。

 

先週の地元茨城県で行われた「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」で最終日に「65」の猛チャージを見せたが、また1差の2位に終わり、「ボギーでいい、と思ったけどでもパーを取りたい。攻めたいし、守りたいしと曖昧なイメージで打ってしまった」と、週が変わっても池に入れた先週の宍戸の17番を静かに悔恨していた。

 

2位に敗れた昨年大会同様に3人タイのプレーオフに挑み、昨年大会同様に、最初のホールで敗退した先月5月の「ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント」では「たとえボギーでも真剣に打ったショット。悔やまれるプレーはないです」と気丈に話したが、昨季も2位3回、3位2回、4位2回、5位1回。

 

でも、2019年の「関西オープン」に続く2勝目はまだ来ない。

 

「人前で感情を出すのが苦手で…」と、テレビのインタビューで話していたことがあった。

 

この日のホールインワンも偶然、居合わせたJGTOの公式カメラマンが撮ったインスタのハニかんだ1枚に、プレー後フォロー。

「精一杯の笑顔です」と、書き込んでいた

 

喜びもあまり表現しないかわりに、悔しさも怒りも爆発させることがない。

 

今週の好発進にも「基本、やることは変わらない。上だけを見るだけじゃなく、状況に合わせたショットをしっかり打っていくことも重要」。

初日のスコアは賑やかでも、言葉は変わらず静謐だった。


開催コースの麻生飯塚ゴルフ倶楽部さまから10万円のご褒美をいただきました!

関連記事