1差の単独首位から出て圧巻の「63」をマーク。通算22アンダーまで伸ばして最後は大差で逃げきった。
やっと今季の初Vで、通算6勝目を達成した。
5打差をつけて入った最後の18番で、2打目がグリーンの右を捉えた瞬間、もう涙が出た。
まだ、ウィニングパットも打たないうちから涙が出るなど初体験だ。
「応援してくださるみなさんの姿を見てたら嬉しくて…」と、フェアウェイ上で何度もタオルで顔をぬぐった。
1打差の単独首位から出た最終日はロープの外に、大勢の知人や高校時代の恩師の顔を見つけた。
「後半から、危ない場面があった」と実は、プレー途中ですでに感極まっていたという。
「プロになって、一番したいことのひとつが地元での優勝。応援してくださるみなさんの前で勝てて本当に嬉しく思います」と、涙ながらに感謝した。