プロ4季目の片岡尚之(かたおか・なおゆき)が、3番からの4連続を含む7バーディ、1ボギーと1ダボは、やっぱり今年も16番パー3は池だった。
昨年も、「4日間で3発池」と、初日からボギー、ボギー、ダブルボギー、ボギー…と、このホールだけで5オーバーを打っている。
この日は、前の15番ホールのバーディ獲って「いい流れ」と、調子づいたところでやっぱり入れた。
「池に行くイメージしかない…」と、改めて消沈。
決勝ラウンドから、今年は音楽とDJのマイクパフォーマンスが賑やかなスタジアムホールに変身するホールだが、予選ラウンドはまだ静か。
むしろ「盛り上げてほしかった」と、ダブルボギーで余計にシン…とさせてしまってしょげていた。
一気に2打ロストは痛恨だったが、4アンダーは幕開け前のピンチを考えたら上々の滑り出しだ。
持病のぎっくり腰を発症したのは練習日の火曜の朝。
その夜は、前夜祭が予定されており、「歩けない…」と急いでスタッフに電話。きゅうきょキャンセルさせてもらうなど「ご迷惑をおかけしたので…」と、恐縮したが、おかげですぐに治療に当たれ、翌水曜日のプロアマ戦は穴をあけずに済んでよかった。
一昨年の選手会主催試合「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」の第1回を制してツアー初優勝を飾り、レギュラー昇格3年目の今季は、スイング改造が遅々とした影響で、予選通過はようやく先週で3回目を数えられた。
大会の地元・北海道江別市出身。
初日から、おばあさんとおかあさんらご家族が駆けつけてくれた。
「先週からショットがよくなってきましたので4日間頑張らないと、という気持ちでやりました。良いスタートができてよかったです」。
腰も、ゴルフも引き続き結果で安心してもらう。