2日目の最後18番は、セカンドがわずかに届かず、アプローチも寄せ切れたといえないが、4メートルのバーディパットを決められた。
「昨日、爆入りしたおかげ」と「64」で飛び出た前日初日に続いて、5バーディ、1ボギーの「68」でまとめて2日目も1差で抜け出し「これがのちのち響いてくるかもしれない。大きいですね」と、笑顔。
北海道の輪厚で行われた2019年の「ANAオープン」で、その年初優勝から一気に2勝目を飾っており「上から叩くほうなので、もぐっても苦にならない」と、特有の洋芝に、アドバンテージがあるのも強み。
一昨年の「マイナビABCチャンピオンシップ」に続く、通算4勝目もにらめる位置で大会を折り返す。
杉並学院高校時から、石川遼の後輩として脚光を浴び、同3年時の2011年にプロ転向した。
2012年にはABEMAツアーで、19歳14日の最年少優勝記録(当時)を達成するなど早熟さが際立ったが、「僕ももう30歳ですよ!」と、昨年末から肉体改造にも着手。
若手の脅威に懸命にあらがう。
「ただ座ってるだけじゃ、どんどん抜かれて行っちゃう。頑張らないと!」。
気合いが入った。