「きょうはフェアウェイ1回しか外していない」と、相変わらずショットは好調。
ただ、先週の後遺症は少なからずある。
選手会主催試合「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」の最終日。
谷原秀人と並んで入った18番で「手が震えた」と、1メートルのチャンスを逃した。
プレーオフにもつれて1ホール目のボギーで惜敗。初優勝を取り逃がした。
以来、きのうもきょうも「1メートルが入る気しない」。
特に、先週の最終ホールと同じスライスラインだ。
「読めているけど、そこに打てない」と、グリーン上でもたつく。
「ショットがいいから、チャンスはつくけどパットは自信ない。カップが小さくみえます」。
先週の残像と絶賛格闘中。
ひるむハタチを周囲が支える。
同じ福岡のベテラン小田孔明に、きのうは食事に誘われた。
「何食いたい?」。
「下のガストで」。
宿階下のファミレスを指定した長野に「せっかく北海道なのに?」と、呆れていたが、「またチャンスある」と、プレーオフ敗退後に即ラインをくれた小田。
「おまえ奢れよ、と言われるので、じゃあ自分が払います、と言っても結局、いつも孔明さんが払ってくれる。いつもすごく気に懸けてくれて。めちゃくちゃ優しい人です」と、感謝する。
ウッズにちなんで「泰雅=タイガ」と名付けた父で、コーチで九州シニア優勝の清一さんには「今週に取っといたと思え」と、言われてハっとした。
「ショットが良ければ問題ない」と、グリーン上の不安をはねのけ「今週も強い人たちと回ることになると思うので。気張りすぎないように」。
煮詰まる気持ちはゲームで発散。
スマホのプレーはやり尽くし、今は“ゲーセン”のコインゲームがお気に入りで、何時間も居座ることも。
「今週は、宿の向かいにあります。今日も行こうかな」と、決戦前のリフレッシュ。
「先週を獲り返す」。
Z世代がリベンジに燃える。