スタート前の1番ティで、50回目のメモリアルな1打を放った。
1973年の第1回大会を制したのが青木だった。
さらに1980年と86年で優勝。3回のうち、80年と86年が誕生日とかさなるまさにメモリアルV。
あれから50年後の今もJGTO会長としてここに立つ。
世界を駆けた全盛期には、オリエンタルマジックとも称されたショット。
「あのときみたいなスイングはできないよ」と言ったが、全身から放つオーラは当時のまま。
「どこいくかわかんないよ」と笑わせながら、50年分の思いを込めて打った渾身の1打。
「ナイスショット!!」の歓声がいっせいに上がった。
「バンカー方向に向けて打ったんだけど。まっすぐ行ったね」と、おどけた。
ショット後、大会会長の森君夫・九州朝日放送代表取締役社長に心をこめて杵の楯を贈呈し、「こんなにも長くトーナメントを開催していただいて、ほんとうにありがとうございます」と、頭を下げた。
大会がこれからさらに回を重ねていただけますように・・・。
願いを込めて「今日のチャンピオンはあと50年は続けなくてはいけないね」と、次世代に思いを託した。
「40代の子が勝ったら大変なことになりますけどわからない。また若い子が勝つかもしれないね」と、今から始まる最終ラウンドに向けて、青木もメモリアルイヤーの覇者誕生を待ちわびる。
記念式典に際し、「青木会長が第1回で優勝されて、現在も残っているトーナメントはこの『Sansan KBCオーガスタ』だけでございます。またこうして50年経っても今度はJGTO会長として、芥屋に来ていただけるというのは我々にとっても光栄の限りでございます」と、話された森社長。
「これからもますますお元気で、今日のこの太陽のようにサンサンと、男子ゴルフ界を照らし続けてください。
我々は会長の思いを大事に、10年、20年、そして50年つづけてファンのみなさんと歩いてまいりたいと思います」(森社長)。
大会がこれからもSansanと100年、続きますように・・・。
<中継スケジュール>
12:30~13:55 KBC公式YouTube配信
13:55~15:20 テレビ朝日系列全国放送