42歳が夢を描く。
大会の上位4人が「全英オープン」に出られる今大会で、宮里優作(みやざと・ゆうさく)が、ボギーなしの「67」で回って2位発進した。
会場のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部は、本場のリンクスコースにも雰囲気が似て、「好きなコース。全英オープンにつながっている感じがあるし、風も強くてロケーションもそうですし、メンタルも試される」と、自然と気持ちが高ぶってくる。
今年の「全英オープン」の舞台は、初出場を果たした2014年と同じロイヤルリバプール。
「初めて出て、悔しい思いをして帰ってきたのもよく覚えています」といってもまだ初日。
「目の前のことで一杯で、そこまでイメージできていない」と笑うが、2度目の2017年に続く、3度目の聖地を目指さない手はない。
今週の塚本岳キャディは女子プロの原英莉花さんの専属だが、原さんは椎間板ヘルニアの術後でたまたまスケジュールが空いていた。
初対面のつもりでお願いしたが、以前試合で一緒にラウンドしたことがあるそうで「覚えてなくてごめん、と」。
思いがけない再会タッグ。
「女子ツアーで慣れてるし、前に出ることなく静かにキャディをしてくれる」と全幅の信頼で、聖地にむかう。