最終日最終組で、中島啓太(なかじま・けいた)との2打差を目の前で追ったが、木の根っこについた5番は、仕方なしに後方に出すなど、ショットがチャンスにつかない。
前半は長いパットばかりが残り、7番では希少なバーディチャンスを逃して「あれは決めとかないと・・・」。
呆然としてばかりになった。
後半は、ようやくチャンスも増えて、15番ではイーグルが来たが、すぐ中島のイーグル返しに遭うなど「格別に上手かった」と、最後まで差は詰められず、ただただ脱帽。
「もう少し追い詰めたかったなという気持ちがあります」と4打差の3位敗退で、賞金差もかなり許してしまって後悔しきりだ。
地元の兵庫県加東市出身で、4日間ともひときわ多くのギャラリーを背負って歩いただけに「優勝したかった・・・」。
結果で応えられずになお、悔いが残る1周年になってしまった。
「今は、とにかく勝ちたいです」。
残り4戦、飢えたタイガが勝利に向かって食らいつく。