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ANAオープンゴルフトーナメント 2023

今年こそ、幻にするもんか。石川遼「32歳にピークがくるイメージです」今年の誕生日は最終日!

昨年は忘れもしない。
幻のバーディパットは、3メートルの上りまっすぐ。
「でも、ラインを見る前に終わっちゃったんで」と、苦笑いがこぼれた。


そこに至るまでの過程もそらで言える。

首位を走っていた池田勇太を追い上げてのプレーオフ。

「大槻さんと、僕と。ティーグラウンドに立ったときに描いていたプランも違った。僕が刻んで、大槻さんがドライバーで狙った。大槻さんは、曲がらないティショットでアドバンテージを握り、ウェッジでピンをデットに打った」と、情景がよみがえる。


「僕は8アイアン。かなり抑えめに打って、ワンピン左。凄く練習したショット。あの場面で使えたことに、凄く手応えを持っていて。よしパット勝負に持ち込めた、と凄く盛り上がる気持ちを抑えて大槻さんのショットを見ていた」と、いう。


衝撃は、そのあと。
「これ相当いいな、ピンの根元に行くな」と、石川が想像した以上の1打。

「大槻さんの強みを活かしたショット」。
大槻のイーグルショットに、ただただ脱帽した1年前。


リベンジがかかる今年は、記録的猛暑や豪雨の影響で、輪厚が一変。

例年と違うコースの仕上がりになっており、「目の前の状況に対して、どれだけ対応できるかが今年のテーマ。フレッシュな気持ちでやれれば」と、脳内イメチェンにつとめる。


コロナ禍を契機に始めたスイング改造も、「去年の今頃は、8割くらい重きを置いていたのが今は5割ぐらい。他の分野に割けるようになってきた」と完成に近づいており、「昨年の自分とはあきらかに違う」と、確信する。


昨年は、大会の土曜日に誕生日を迎えた。
その翌日に、自ら祝う大会2勝目は泡と消えた。

今年は、まさに最終日が誕生日。
「毎年、この大会で迎えられて光栄です。中学生のころに描いていた32歳は、選手としてそこからピークがくるイメージでした。」という勝負の年。
今年こそ、幻にするもんか。


水曜日に若手選手と大会PR動画の一斉パットに挑戦しました! 詳細は明日朝10時頃にANAのXやInstagram、Facebookなどで公開されますよ~~~


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