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Shinhan Donghae Open 2023

ゴキブリもヤモリも平気。竹安&大槻。3ツアー共催から世界へ

韓国とアジアと日本の3ツアー共催から世界を見据える。


共に30オーバー。
大槻智春(おおつき・ともはる)と、竹安俊也(たけやす・しゅんや)が、12位タイから決勝ラウンド初日を始める。


今年プロ10年目。30歳の竹安は、昨年末にアジアンツアーのQTを受験し、19位でメンバー資格を取得をしており、「またシードが獲れたら最高」と、今週の賞金加算に期待している。



前回は、プロ宣言時の2014年だった。
当時、日本ツアーの出場資格に失敗した竹安が次の一手を目指したのもアジアンツアー。

QTを受験し、同二部ツアーの資格を獲得。その参戦2戦目に優勝し、日本ツアーよりも先に初シードを手にした経験がある。

「海外の雰囲気が好きなんです。食事とかも全然平気だし、部屋にゴキブリやヤモリが出ても大丈夫!」と、屈託ない。


「辛いものも好き。辛(しん)ラーメンも好きだし、日本でも韓国料理によくいきます」と、今週は本場で舌鼓。

「勝つと韓国ツアーのシード権も獲れますし、夢が広がります」と、やる気満々だ。


33歳の大槻も、目を光らせる。




今季は、世界ランキングを駆使してアジアンツアーのインターナショナルシリーズに幾度と足を伸ばし、先月もイギリス遠征してきたばかり。


日本ツアーはシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の出場権を確保でき次第、アジアンツアーのシード権確保に動くそうで共催の本大会は、願ってもない近道である。


今週会場で、再会したアジアンツアーの選手や懇意のスタッフらに口々に「痩せたね」と言われたそうだ。

ホーム以外にも、しっかりと居場所を作っている。


米ツアー1勝で、日大同期の小平智(こだいら・さとし)にも大いに刺激を受ける。

「海外の選手たちはゲームの組み立て方とか面白い」と、今週も喜々として挑んでいる。
見聞を広げるにもうってつけの舞台だ。


⛳ゴルフネットワークで生中継!
9月9日 12:00~16:00
9月10日 12:00~16:00


⛳「Shinhan Donghae Open」開催概要
<日程>9月7日ー10日
<会場>Club 72 Country Club(仁川)
<賞金総額>14億ウォン(約110万ドル)
<優勝賞金>2億5200万ウォン(約19万3000ドル)
※5%はチャリティ
<競技形式> 72ホールストロークプレー。36ホール終了後上位65人が決勝ラウンドに進出
<出場資格>
・過去5年のShinhan Donghae Openの優勝者
・前年のShinhan Donghae Openのタイを含む上位5名(優勝者を除く)
・主催者による特別推薦 (8名)
・有資格者を除くJGTOの出場優先資格上位40名
・有資格者を除くアジアンツアー出場優先資格上位40名
・有資格者を除くKPGAの出場優先資格上位40名

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