第2ラウンドは、濃霧による視界不良のため15時05分に、サスペンデッドが決まった。
中断後に棄権を申し出た2名を除く61人が翌11日に競技を持ち越した。
通算7アンダーの暫定トップに立つ吉田泰基と、今平周吾と、幡地隆寛は3人共にホールアウトができなかった。
幡地は、17、18番の丸々2ホールを残していったん引き上げた。
前半9ホールは、6番から4連続バーディを獲るなど、ボギーなしの「29」を記録し、一時5打差と爆走したが、正午過ぎから霧が深まり出すと徐々に冷え込みも増し始めた。
「気温差でショットがかみ合わなくなった」と、後半11番のティショットはOBギリギリ。
右の林からの2打目は、「斜め後ろに打たされた」と、ダブルボギーを喫して暗転した。
挽回できないまま、15番ではボギーを叩いて沈鬱ムードも深まった。
17番ホールに来ると完全に視界不良で、40分ほど待たされのちに競技は中断。
そのまま、サスペンデッドが決まった。
「あの状況で打ったら、ボギーを獲るのもいっぱいいっぱいな状況だと思っていた」と、心境を振り返る。
「中断で悪い流れが止められた。ある意味ラッキー」と、状況を受け入れる。
「まだ第2ラウンドだし、18番も上手くいけばイーグルの可能性もある」と、一夜で気持もリセットする。
「後々を考えれば、ダブルボギーも取り返せる」。
再開は11日朝7時15分から。心新たにリスタートする。