Tournament article

JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2023

6連続バーディも、最後連続ボギーで失速。長野泰雅「焦らせたい」中島と2週連続V争いに

前半2番から怒涛の6連続バーディで首位を快走した勢いが、上がりの2ホールで急ストップ。



長野泰雅(ながの・たいが)は最後、けっきょく中島啓太(なかじま・けいた)と並んでゴールを切り、怒るとか、落胆するとかいうより、「逆に面白かった」と、笑っていた。


風向きが変わったのはハーフターンしてからだった。

「風が思ったのと違うことが多くて。それで距離が全然合わなかった。アゲンストが強く感じるのに実際はあまり吹いていない」と、ことごとく奥にオーバー。

「パターも途中からラインが合わなくなった」と引きずられて、スコアも急失速。

そして最後の連続ボギーだ。


苦手という5アイアンと4アイアンを避けて、6アイアンを振り切ったという17番パー3はティショットを左に落とし、アプローチもあらぬほうへ。


さらに18番の2打目も、意味不明の大誤算。
「めっちゃ良い感触で、ちょうどピンに落ちると思ったんですが、キャリーで10ヤードくらい奥に行って。風の読みがおかしかった」と、首をかしげたが「逆に面白かった。完璧、って思った時は大体つくじゃないですか。でもめっちゃオーバーしたから。逆にあんな狭いところによく打てるな、と」。

池越えのグリーンのすぼまったところに着弾したボールを見て、笑いさえ出た。


中島に、並ばれた。


初ラウンドも、先週3日目だった。
中島と、最終組で回った韓日「ハナ銀行インビテーショナル」以来、きょうは2度目のラウンド。

「ショットがすごい、ティショットからセカンドまですごい」と改めてそのショット力にただただ脱帽だったが、「明日も焦らせたい」と、ポツリ。

「調子が良ければ勝てます」と、シンプルに初Vの鍵を挙げ、「今日は疲れたのでパターだけして休みます」。
ハタチのタイガは面白い。


関連記事