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関西オープンゴルフ選手権競技 2023

勝負メシはお母ちゃんの赤ウィンナー。中西直人が地元大阪で今季レギュラー初戦

思い入れの地元試合でやっと「開幕戦」を迎えることができる。

選手会副会長の中西直人(なかにし・なおと)は、今週が自身の今季レギュラー初戦。

雨中の練習ラウンドをこなして「良い準備もできましたので。明日からすごい楽しみです」と、お祭り男がワクワクだ。


昨季、賞金ランキング79位にとどまり2018年から守った賞金シードを失った。

12月のファイナルQTランク29位でメンバー資格は守ったものの、2週前のレギュラー開幕戦「東建ホームメイトカップ」は現地待機で機会を待ったが無駄足に。

「今週も、ほぼほぼ絶望的。まったく出られると思っていなかった」と、諦めかけたが「先週水曜日にぎりぎり連絡をもらえたので気分はすごくいい」と、希望で一杯。


「関西ジュニア」でV争いし、日本大学時に「関西アマ」で優勝し、2010年のプロ転向後は2019年の今大会で自身初の最終日最終組も経験した。

「関西出身なので。“関西”と名前がつく大会に強い思いがあります。優勝したい」。

地元でのシード復活をかけて、4歳兄でプロゴルファーの雅樹(=写真左)と3年ぶり3度目の再タッグに挑む。



今は、兵庫県の西宮市に住むが、勇壮なだんじり祭りで有名な、大阪・岸和田市の出身。

西北に大阪湾を望み、南は歴史と伝統に溢れる和泉山地に接するこの地域は関西ならではのコスパ・グルメに溢れるが、「ゆーても母親のゴハンが一番です」と今週は、久しぶりに車で30分の実家通勤でおふくろの味ざんまい。


お好み焼きや、ホルモン鍋などどのレパートリーも絶品だが、中でもイチオシは「卵焼きと赤ウィンナー」だそうだ。

「特に赤ウィンナーのクセがまあまあ凄くて。濃い口醤油と、味の素で赤色が黒色になったのが、これまたウマい」と、レシピだけでもよだれが出そう。

週末は、家族総出で応援に駆けつけてくれる予定で「パパの威厳を見せるためにもまずは予選通過。地元の“なんとか”を生かしたい」と、気合いが入った。

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