石川遼の連続60台記録は、更新目前の15ラウンドで止まった。
雨で1時間遅れたこの日は、スタートの1番でグリーンを外し、バンカーから上手く寄せたパーパットも外れる苦しい展開。
2番で連続ボギーを叩き、5番できょう初バーディを獲っても、後半10番で、またすぐボギー。
15番の連続バーディで、やっとイーブンパーに戻しても、挽回の猶予はなかった。
それでも「最後18番をイーグルで・・・」と、奇跡を思い描いて入った17番は、右方向に飛んだティショットがカート道で跳ねる不運なOB。
ダブルボギーでチャンスは消えた。
開催直前の報道で、思いがけず挑むことになった新記録だった。
2日目の「69」で、金庚泰(キム・キョンテ)と星野陸也が保持する14ラウンド連続60台は抜いたが、スペインのセルヒオ・ガルシアが持つ15ラウンドは、更新できなかった。
「明日はまた新しい1日ですし、常にそういう気持ちでやっています」と、すぐに切り替えた。
「おかげさまで、いいプレッシャーの中で良い経験ができました」と、糧とし「またいつか、チャレンジできるゴルフができればいいなと思います」と、最終日からまたリスタートする。