初タイトルには2打、届かなかった。
でも、「久しぶりにこれだけいいゴルフができた気がして。これからの試合に活かしていきたい気持でいっぱい」と、涙ながらに思いを語った。
大会は13度目の挑戦で、最終日を2打差の3位タイから出て最後まで攻め抜いた。
1差に詰め寄り迎えた14番は、左池のそばに立つピンにむかってティショットをくっつけバーディ。
奥のラフに入れた15番では入りかけのアプローチでしぶとく拾い、16番では約120ヤードの2打目を左ピン奥6メートルにつけてバーディ。
ガッツポーズも出た。
最後18番は、2打差で入った。
先に通算8アンダーで上がっていた岩﨑亜久竜(いわさき・あぐり)を捉えるには、イーグルが必要な状況で、フェアウェイから6アイアンを持った205ヤードの2打目は「左のピンで、左からの風に対して、前下がりで左足下がりという状況で、ピン右5メートルくらいのイーグルパットを打ちたい欲があった」という。
だが、大きくグリーンをショート。
3打目で、手前からバーディパットを残した時点で、岩﨑の初優勝が決まった。
前組の岩﨑が最後18番でどういう状況からバーディを獲ったかは見えなかったが「セカンドを右のラフから打っていたと思うので。スーパーショットじゃないかと思う。簡単なショットではなかったと思いますし、称えるしかない」。
4日間とも多くのギャラリーを連れて歩いた。
「大阪のゴルファーの皆さんに楽しませていただいた。凄く力になりましたし、ありがとうと言いたいです」と、感謝を伝えた。
なお石川は、今週までの賞金ランキングで7位に入り、上位8人が得られる次週の日米「ZOZOチャンピオンシップ」の出場資格を獲得しました。