今年も前年覇者の到着に合わせて、13日・月曜日に盛大に行われた大会恒例の歓迎セレモニーで、比嘉一貴(ひが・かずき)が搭乗口から敷かれた大会カラーのレッド&グリーンカーペットを行進。
地元のみなさんから温かな歓待を受けた。
ここ宮崎は、圧巻の年間4勝目を飾り、昨年の賞金王獲りを決定づけた場所、というほかにもアマ選抜のナショナルチーム時から強化合宿などで何度も訪れてきた思い出の地。
「自分は甘いものが好きなので、フルーツオオノのパフェを毎回楽しみにしています。他にもうどんだったり、たくさん美味しいものがあります」と、かねてよりごひいきのグルメにも目が輝く。
ただ昨年の開幕前は、まだ賞金レースが混沌としていた時。
「いつもより余裕がないというか、試合中も緊張感がずっとあって・・・ちょっと苦い思い出があります」と当時の心境を思い返して苦笑し、「昨年は余裕がなくて食べれなかったので、今年は本当に楽しみで来る前からメニューをチェックしていました」と、ニコニコした。
歴代覇者にはウッズやケプカら、名だたる中でも特に、比嘉が感慨深いのは、2014年にあの人の名前があることだ。
「大学の先輩である松山英樹さんがいて。その中に自分の名前を入れられたというのは、ジュニア時代から九州でプレーしていた自分にとっては夢でした。すごく嬉しかった」と、改めて昨年の歓喜が蘇る。
連覇がかかる今年の50回記念では、その松山ほかケプカらも招待リストに名前を連ねる。
「毎年すごい招待選手が来てくれるんですが、今年は特にメジャーチャンピオンが集まるということで、日本だけではなく、いろいろなところから注目される大会になると思います。松山さんもいますし、そういった中で後れを獲らないようにしたいと思います」と、今から気合いが入る。
「いつも宮崎の方々からの応援は凄い熱いものがある」と感謝し、「今年も熱い応援を受けて2連覇、そして次につながるようなプレーができるように頑張ります」と、目標を語ると、大会が用意してくれた専用の送迎車に乗り込み、さっそく会場のフェニックスカントリークラブに向かった。