Tournament article

ハナ銀行 インビテーショナル 2023

飛ぶだけじゃない。河本力が今季自己ベストの5位

韓国メディアの間では、魅力のあるプロゴルファーの条件として、成績は二の次。まずはどれだけドライバーを飛ばせるかが、最優先されるのだそうだ。

でも、日本が誇る飛ばし屋は、最終日にきっちり成績も揃えて存在感を出してきた。



6打差の14位タイから出た河本力(かわもと・りき)が、7アンダーの「66」を記録して、今季自己ベストの5位は、日本勢としては3番目の順位。

改めて韓国メディアから、取材を受けていた。



「今日は自分にも確実に優勝のチャンスがある」と、信じた河本は今朝、朝食時に日体大後輩の中島啓太(なかじま・けいた)に「俺にも気をつけてね」と、冗談を交えて宣戦布告をしたそうだ。


トップタイから出る中島は「それに応える余裕はなかったです」と、あとから苦笑まじりに明かしたが、宣言どおりに一時、2差に迫った河本の猛追。

「ほんとに伸ばしてきましたね」と、中島も背後にしっかりと、先輩の勢いを感じていたそうだ。


「今年1番、と感じたショットが多く出たきょうのラウンド」(河本)。

その分、「1~2メートルのパットを4回くらい外している」と、グリーン上の反省も、9番ではOBボギーも、「切れずに後半またアンダーパーで回れたのは成長した部分」と、最後は3連続バーディ締め。


「気持ち良かった。バックナインで久しぶりに優勝を意識してプレーができた」と、手応えをつかんだ。


ツアー初優勝からすぐ2勝目を飾ったのもルーキー年の昨年夏。
自身も「後半戦ほど力が出せる」と自覚しているだけに、期待が増した今週。
中島も、「リキさんが調子を上げてきた時に僕も優勝争いできるように好調をキープしていかないといけない」と話しており、リキVSケイタの戦いが待ち遠しくなってきた。

関連記事