プロ4年目の河本力(かわもと・りき)が15日、お姉さんの結さんと、故郷の愛媛県松山市で行われた初心者向け用具の親子体験会「オオノアソシエーツ Presentsスナッグゴルフキッズチャレンジ」に参加。
地元キッズの前で、きょうだいそろっての“年間王獲り”へ、思いを熱くした。
“あつまれ3世代‼楽しく健康に‼”をテーマに、松山市南高井町の重信川パブリックパークゴルフコースで行われた本イベントには、60組120人の親子が集まった。
力&結プロが遊び方をレクチャーしながら、ドライバーショットのデモンストレーションではプロならではの豪打を披露。
またニアピン対決では妙技も披露するなど、ゴルフのだいご味をたっぷりと伝授し、「(子どもたちとのふれあいで)全力の笑顔を見ることができて。幸せな気持ちでいっぱいです」と、力。
お姉さんとの故郷での貢献活動で、充実のひと時を過ごした。
今年は、シーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」でも“仲良しきょうだいタッグ”。
かつて力が結さんのキャディバッグを担いで初Vに導いたように、今度は結さんが力の支えとなり、弟の今季1勝を目指したが10位に終わった。
「結果を見ればすごく悔しいですけど最後まであきらめずにやり切れたのはよかった」と、力。
結さんも、今季序盤の弟の不振をずっとそばで見守り、アドバイスを送ってきただけに「よくここまでこれたなというのと、最後トップ10に入れたのは大きいと思いますし、来年に向けての課題が明確に見えたのでほっとしています」と、安堵した。
519ヤードの6番パー5では、4日のうち3日でイーグルを記録し、逃した3日目も楽々バーディと、3季連続で獲得したドライビングディスタンス1位のパワーをいかんなく発揮。
ただ、今年は平均飛距離が319.25ヤードにとどまったことには無念そうだった。 ドライビングディスタンスランキング
今月2日に行われた部門別表彰式でも「320ヤードを切っちゃっているのは嫌だな」と顔をしかめて、「来年は325ヤードは行きたい。米ツアー選手に匹敵するくらいの選手になるのが目標です」と大望を語ると共に、「来年は総なめです」と飛距離以外の部門別獲りを公言。
「来年は、きょうだいで年間王と年間女王を獲ろうと話している」と、結さんとの約束も明かしていた。
15日の貢献活動では結さんも、地元テレビ局の取材に答えて、「ゴルフを通して、何か地元に少しでも恩返しができるように、来季は年間女王になりたいって思います」と、改めて決意を語ったそうだ。
来季も仲良しきょうだいが、男女ツアーで話題を2人占めにする。