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三井住友VISA太平洋マスターズ 2024

河本力が大会新のハーフ28。飛距離と小技のハーモニー

JGTOのホームページで今年2度目の運用となるドライビングディスタンスの3D表示でも、その異次元ぶりは明らかだ。


今週のドライビングディスタンスは3D表示です


計測2ホールで3日間平均311.94ヤードを記録。
この日3日目の11番では331.99ヤードも飛ばすなど、3季連続飛距離1位を目指して驀進中だ。

「今週は他よりドライバーでたくさん打てる。このコースは飛距離を活かせるのがいい」と自認する河本力(かわもと・りき)が、3日目の土曜日にもっともスコアを動かしてこられたのは、今夏から好調を維持するパットの力。

前半2ボギーの「37」から、後半は大会の9ホール最少スコア(85年以降の記録)となる「28」へと大化けの契機は10番だった。

「6メートルのドまっすぐ、と読んで、ドまっすぐに打てて入った。0.ン度でもずれたら入らないラインで完璧に打てたのは自信になる」と、そこから3連続バーディで一気に覚醒。

ワンオン狙いの15番と、最後18番パー5では豪打フル活用で、連続バーディを繰り返して通算7アンダー。
首位と2打差の4位で上ってきた。

パット専門の橋本コーチに再び教わるようになったのが昨夏。

「アドレス、パットの選び方、テンポにストロークも。全部ずれちゃってて。治るのに1年かかる」と、言われていたとおりに昨年は81位と低迷した平均パットランキングも、ここにきて35位まで回復。成績も上昇中だ。

「パットが安心して打てるとショットも5メートルや、6メートルでも良いと余裕ができるので、そこは大きい」。
怪力に、小技も備われば怖いものなし。

2年ぶりの通算3勝目へ。
「明日も、全力を尽くして自分ができることだけに集中していきたい」。
最終日のV候補に加わった。

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