弱冠ハタチの学生プロ、田中裕基(たなか・ひろき)が3番パー3でホールインワンを達成した。
6番アイアンを振ったティショットは好感触を残して、逆光の中に消えて行き、行方を見失ったが、グリーンの向こうで「入った!」というギャラリーさんの大声。
グリーンのピッチマークはカップの5ヤード手前についており、「ラッキーでしたね」と、大会事務局からご褒美の10万円をいただき強運を改めて噛みしめた。
公私ともに人生初快挙は今年4月の「中日クラウンズ」。
達成ホールの17番でトヨタの高級車クラウンを受賞しており、「人生2度目もまた試合で。今までずっと入らなかったのに、ちょっと怖いですね」と、ハニかんだ。
2日目のこの日も強い風が吹き、「バーディパットを打つ機会も少なく、我慢我慢で来たところでホールインワンが来ました」と、通算3アンダーで、一気に予選通過の圏内に潜り込むことができた。
上がりの8番ではチップインバーディもあり「きょうはほんとうにパットでバーディが1個もなかった」と苦笑し、「明日は頑張ってショットでチャンスにつけないと・・・」と、反省していた。
ABEMAツアーの賞金ランク8位で初メンバー入りした今季、現在の賞金ランキングは73位。
「上位に行って、賞金を上げて・・・というのがいま一番頑張りたいなと思っているところ」。
快挙に乗じて週末の上昇を誓った。