Tournament article

ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント 2024

竹安俊也が描くプロ11年目の正夢

もう愛する家族と、地元・宝塚の実家で無事合流したころだ。

プロ11年目の竹安俊也(たけやす・しゅんや)が4バーディとボギーはゼロ。
第3ラウンドの「67」で4アンダーを通算スコアに追加し、首位と3差の通算14アンダーで、自身2度目の最終日最終組に入った。

好調の要因は、プレー後のテレビインタビューでコメンタリーをつとめる大人気ご当地アイドルWEST.の濵田崇裕さんに語ったのとそのまま。


WEST.の濵田さん(左)にインタビューされました!


アマチュアにも効果的な練習法は、と聞かれて「まっすぐの練習をしない。フェードとドローを交互に打つとクラブのさばき方やフェース面が感じやすくなる。コントロールしやすくなり、スコアアップにつながる」云々…は、ゴルフを始めてまだ3年目の濵田さんには少し上級編だったかもしれないが、1時間の日課でアイアンショットが、劇的に復調したのは確か。

7番アイアンを持った6番パー3では、「左風にぶつけてフェードで上手く打てた」と、バーディにつなげた。

WEST.の濵田さんから、最終日の意気込みを聞かれて、「家族が応援に来てくれるのが楽しみです」と、にやけた。

5月の地元「関西オープン」で、3日目に5位につけた時にも話した。

首位と3打差内なら、妻・絢香さんが夫の転戦中に身を寄せる実家の青森県から、長男・永玖くんと、次男・福くんを連れて応援に来てくれる約束だが、今回は2打差4位につけた第2ラウンド終了時点ですでに手ごたえを感じて、打診をしておいた。

「今頃、準備をして出発するころだと思います。早く会いたい」と、またにやけた。

絢香さんに何度叱られても、ねだられるたびつい買い与えてしまい、自宅に転がるおもちゃのてっぽうはもう20個以上。
どんなに試合で疲れていても、きょうはコースから伊丹空港に直行。家族を出迎え、兵庫県宝塚市の竹安の実家でつかの間の団らんだ。

子煩悩が描くのは、家族と一緒に喜ぶプロ11年目の初優勝。
「優勝して家族写真を撮るのはすごい夢に見ます。やってみたい」。
今度こそ、正夢にできるか。


関連記事