前後半でイーグルを1個ずつマークした。
前半6番のパー5は、24ヤードの第3打を60度でカップイン。
後半13番では227ヤードの2打目を6アイアンで4メートルにくっつけチャンスを沈めて、「ガッツポーズはなぜかあんまりでないんですけど。心の中ではしていました。(最後)9番も6メートルが入ってくれて心の中で大はしゃぎw」と、2イーグル、4バーディで締める8アンダーに嬉しそう。
2週前の「横浜ミナト Championship ~Fujiki Centennial~」で、初日を3位で出て、3日目までトップ5を走ったが、最終日に19位と失速していた。
「暑さで疲れてスイングがブレちゃう部分があることが分かったので。トレーニングをしてスイングを修正してきました」と、先週の空き週でしっかりと立て直してきた。
先月は、イギリスで悪夢をみてきた。
今季9試合に出て、決勝進出はわずか3度の流れで初出場した「全英オープン」で、2日目に「91」を叩いて予選敗退。
2週前に横浜で、好発進した際には「消化できていない」と、まだ引きずっていた。
リンクスコースのブッシュを思わせる丈高いラフには「思い出したくない」と目を背け、全英会場のトルーンに点在する名物ポットバンカーが日本にはないことに安堵する日々は、しばらく続いた。
でも、昨年10月に最終ホールで劇的バーディを奪った「日本オープン」もまた、初参戦した欧州・DPワールドツアーでこてんぱんにやられて帰ってすぐのツアー初優勝だった。
「失敗しても反省を繰り返して次につなげていくように」。
打たれて帰ってきた後こそこの人は強い。
ゴルフ×フェスをうたう本大会では、スタート前にお気に入りの入場曲をかけてもらえる。
岩﨑が選曲したのは東京プリンさんの楽曲「ゴルフ道」。
母校の日大ゴルフ部時代に祝勝会で、よくみんなで大合唱した思い出のウタ。
「楽しい思い出を思い出して元気になります」。
ゴルフ好きならだれでもついププっと共感してしまう。楽しい歌詞にも背中を押され、また何度でも立ち上がる。