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ANAオープンゴルフトーナメント 2024

常に輪厚と共にある。石川遼「ここから自分はあと何年やれるだろう?」来週33歳

はじめて誕生日が最終日と重なった昨年大会は6位だった。
今年は、大会の2日後、17日に33歳を迎える。

石川遼は毎年期間中か、その前後にひとつ年を重ねるのが恒例だ。



17歳でデビューした頃は毎年、主催者さんが特大のケーキでお祝いをしてくださった。
「誕生日はいつもここでゴルフをやっているイメージが強いので。幸せですね」と、改めて感謝する。

「今までは“わーい誕生日だ~”って感じで、年を取ることが楽しかったんですけど、今は引き締まる思いです」と、心境の変化には自分で苦笑する。
「お祝いをしていただいて、ハッピーな思いと、悔しい思いが入り混じるのがこの大会だったんですけど、1勝するとイメージがガラっと変わります」と、大会への思いを語る。

勝つまでは、予選敗退も2度あったが2015年のV後はPGAツアー参戦を挟んで5回出場し、トップ10を外したのは1回だけ(2016年=16位)。
「僕が小さいころから見ていた試合ですし、こうやって何回も出させてもらってその大会で優勝できているということは、光栄なことです」。

成長と進化は常に輪厚(わっつ)と共にある。

自身の年史を語るにも欠かせない本大会が今年、とうとう半世紀を迎えた。
「50年も続く試合は日本で数えるほどしかない。重さは感じています」と改めて、長い歴史と伝統に引き締まる。

先週は、自らを「遼くん世代」と呼び、石川をこよなく尊敬する平田憲聖(ひらた・けんせい)が、2週連続優勝を達成。
現在賞金1位をけん引する。

各日先着50名様にプレゼントする選手会のオリジナルピンフラッグを、選手会副会長の石川が、同理事の平田とPR「ぜひ遊びにきてください」


    継承は、確実に進んでいる。
    その中で、「ここからあと自分は何年やれるだろう、っていう思いもありますし、長ければ長いほどいいですし、勝負に出たい気持ちはあります」。

    大会2勝目で、ここにありを改めて示す。
    誕生日の前に、節目の通算20勝でまずは大会のメモリアルイヤーをお祝いする。

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