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三井住友VISA太平洋マスターズ 2024

石川遼「ちょくちょく情報を確認して頂けたら」7日のゴルフクリニックも決定

開幕前日のこの日6日に、ようやく富士山の初冠雪が確認された。

石川遼(いしかわ・りょう)も「きのう(5日)富士山を見た時に、この週に雪がないのはなかなかない、どのくらいぶりなのかな」などと思っていたそうだが、観測を開始してからの130年間で、もっとも遅い記録だそうだ。



まるで本大会の開催を待っていたみたいだ。

霊峰を望むここ御殿場コースは今年、4月に欧州共催「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」が行われ、先月にはマスターズや全英オープンの出場権をかけた「アジアアマ」が終了したばかり。

すでに2つのビッグイベントを終えたコースとは思えないほど高水準を保ったまま本大会週を迎えた。

名物の高速グリーンはプロアマ戦のこの日から、すでに牙を剥いている。

難コースと無類の相性を誇る一人が石川で、最年少優勝を飾った19歳の2010年と、21歳の2012年と、31歳の2022年とで“3世代制覇”。
新たに4勝なら、大会最多記録を更新する。

「残りのゴルフ人生をすべて使ってそこを目指したいなと思っています」というくらい、本人にも深い愛着とこだわりがある。

幼少期の記憶としては、何度も見に来た本大会のほか、2001年に開かれたワールドカップも忘れられない思い出だ。
「このコースは子どものころから憧れの場所でもあるので。ここで十何回もプレーできているというのは幸せなことだな思います」と改めて噛み締める。

毎年、大勢のギャラリーが駆けつけてくださることも大きなモチベーション。

「そこは一番の楽しみと言ってもいいくらい。スポーツとしてのエンタメ性にも着目して大会を創ってださっているなという熱い想いを選手として感じます」と、2年連続の大会アンバサダーとしても、引き続き協力を惜しまない。

5日火曜日には、宮里優作(みやざと・ゆうさく)や、堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)や阿久津未来也(あくつ・みきや)らと、地元ジュニアと交流。
石川も高校生の前で熱弁をふるった。


      「微力ながら、大会前後にPRの活動や、期間中もほんと少しだけですけど、何かできることがあればな、と思っているのでちょくちょく情報を確認して頂けたらなと思います」と、石川も呼びかけるとおり、イベントの詳細は、随時大会公式ホームページで更新されます。

      「自分ではあまり見たくない…なかなか険しい表情だな、と思います」と、本人も苦笑するほど、シリアスな表情が印象的な大会ポスターも見ごたえたっぷりです。

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